訪問日: 2021年7月8日(木) 訪問時間: 11:30(ランチ) |
東京の有名うなぎ店の中でも別格の「東の尾花、西の野田岩」と言われている名店「尾花」。部員Aの声がけにより、ランチ来店が叶いました。
・・・が、今回、スケジュールを決めた部員Bの失敗で、開店時間集合にしたところ、ちょい前時間でもすでに門の前に長蛇の列。。。
平日なのによ?安くないのによ?なんで?なんで!?と見苦しく狼狽える部員Bに、前に並んでいたご婦人が「リタイア組です〜ふふふっ♪ あとー、お医者様は木曜日おおやすみ多いですよね〜」と。あえなく撃沈。我々は二巡目となってしまいました。
準メンバーCを含め3名、はらぺこで待つこと1時間。小雨の降る中、もし、素敵な中庭を眺めながら、雨をしのげる軒下で、ベンチに座ってという好条件がなければ、部員Bは二人に土下座したはずですが、この素敵なお店は、待つ人にも優しかった!
およそ1時間が経ち、部員Aの名前が呼ばれ、やっと入店です!
暖簾をくぐった先のたたきで、検温と手指消毒を済ませ、広々とした店内に上がります。
完全な和風なのですが、どこかモダンな、清潔感ある素敵なインテリア。テーブルの間隔にかなりの余裕を持った配席で、この時節柄、安心感も半端ないです。
店員さんも落ち着いた雰囲気の方ばかりで、こんな有名店なのに、気さくでフレンドリー。作った感じがなくて、誠意あるおもてなしだと感じました!
待っている間に注文を取っていただいたのですが、一応、着席後にも、追加がないかを聞いていただきましたが、今日はうな重ガチンコ勝負を決めてきたので、追加ナシ!
うな重は、うなぎのサイズの違いでお値段が6,300円と5,300円(いずれも税別)の2種。迷うことなく全員6,300円(税別)を選択!
お酒がないので、待っている間はお店の様子に目が行きます。客室に向かって開かれている厨房は、広々、大変に清潔感があります。
いよいよ、運ばれてきました!私たちのウナジュー!!
蓋の上で無邪気に舞う千鳥が期待感を盛り上げます。ソワソワしながら、3名分揃ったところで、、
パカッ!
「ひゃー」「うおっ」「わっ」
三者三様に小さな歓喜の声をあげて、まず、この優美なお姿を愛でてから、一口目をいただきます。
山椒なしでお味をみてみました。フワッフワ!土臭さゼロ、皮の主張もゼロ、好きなところで箸をいれれば、ご飯に寄り添ってくれる柔軟さ!
タレのお味は、甘すぎず辛すぎず、絶妙。普段、甘味強めが好きなメンバーは、最初「味薄いかな?」と思ったそうですが、ふた口三口と進むうちに、「味の濃さが出てきて、その癖になりそうな美味しさを徐々に堪能することができた!」と絶賛。
他の二人も、「さっぱりしているが奥深い」という印象で、幅広いファン層を獲得する理由がわかった気がしました。
ご飯は若干硬め、うなぎの焼き加減は浅めで蒸しはしっかりのふわふわ仕立て。しかし、いつもパリパリの良く焼きが好きな部員Aが、食べ終わった瞬間に「おかわりできる!」と言い出したのにはびっくり!
また、数々の名店でうなぎを食してきた準メンバーCは「一言でいうと”ガブガブ飲めるうなぎ”、いくらでも飲み続けることができる柔らかい感覚。さらに少しかための白飯とも相性がよく、店員さんに「うな重もう一個追加!」と思わず言いたくなるような最後の一口の瞬間」と絶賛。
「前半ビールと後輩麦焼酎をいただくと、さらにうなぎの旨味が際立つ気がしました。
今回、まん延防止のため、お酒の提供はNGでしたが、平常営業になったら再度お邪魔したいと思います。」とものたもうていたので、きっときますね、また。
最後に、特徴的だったのが、山椒。部員Bはいつも、山椒を振りかける前に、掌にとってそれだけで味をみるのですが、こちらの山椒は大変香りが立ってて、ピリリと刺激がしっかりありました。
伺ってみると、浅草の創業約400年の老舗「やげん堀」の粉山椒を採用しているそう。テーブルごとのディスペンサーには、日々使い切れるくらいに少量しか入れておかず、香りが落ちたものをサーブするくらいなら、空になって新鮮なものと交換する手間をとる方がいい、というお話でした。
お味も、ホスピタリティも、雰囲気も素晴らしすぎて、普段辛口の部員Aが帰り道ニヤニヤしているのが一生、忘れられなそうです。うなぎ好きな人は、一度は行くべき本当の名店と感じた次第です。
尾花(食べログページ)
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