赤坂ふきぬき(赤坂)
訪問日: 2021年 7月16日(金) 訪問時間: 11:00(ランチ) |
ここのところ、ふわふわ繊細うなぎが続いたので、引き締まったしっかり焼きのうなぎを欲し、オトナの街・赤坂にやってきました。
今日のうなぎ部活動の場は、創業大正12年「赤坂ふきぬき」。漢字では「富貴貫」と表記するそうです。
老舗にしては敷居の高さをまったく感じさせないエントランスを入ると、地下のテーブル席に案内されました。
お正月によく聞くような純和風 BGM が静かに流れる店内は、外観とは打って変わって、明るいベージュ系の木素材を多く取り入れた、軽やかなモダン和風空間でした。
座席ごとの空間はひろびろしていて、清潔感あふれるカフェのような軽やかな空間です。カラーもしつらえも重みのある建物外観とのギャップに、一瞬、部員Aも部員Bも目をパチクリ。
和風のユニフォームを着た店員さん達も、明るくて感じ良く、程よい距離感で、居心地が良いです!お料理を引き立たせるために、インテリアもサービスも、できる限りフラットに、という方針なのかな?と感じました。
昭和ごのみなサービスやインテリアのお店があちこちにある赤坂で、周囲との調和を考え外観はそのまま、顧客に提供する体験は現代的なものにしたいから、内装はリニューアルした結果、”ギャップ萌え” な二面性が生まれた、ってこと?なのかもしれません。違ったらすみません。
さて、お昼のメニューはこんな感じ。
我々が今回オーダーしたのは、ランチうな重の「竹」(2,580円)。別ページを見ると、夜のメニューにも同じ「竹」があるのですが、そちらの価格は 3,800円。
お汁が昼はお麩のお吸い物で夜は肝吸という違いはあるにしても、ランチのコスパはかなり高いと言えそうです。
多忙なビジネス街の平日のランチタイムということもあり、オーダーから15分ほどで、早速出てきました。
お椀と美味しそうなお新香がついてきました。お店に徐々にお客さんが増え始め、忙しい時間にさしかかってきた雰囲気がもあるので、早速、蓋開けの儀式に参ります〜。
パカッ!!
おお!焼き目だ!濃い焼き目だ!
それぞれにはしゃぐ部員AとB。
ご飯をほぼ覆うくらいのうなぎの分量は、このお値段的には高コスパですね!こげ目が程よく入った感じが、また写真映えしますね!ではいただきます。
最初の一口は、いつも通り、何もつけずに、うなぎの肉質とタレの味とご飯の状態を観察します。
焼きはややしっかり目(もっと焼いていただいても大丈夫 by 部員A)、こげ目の少しビターなフレーバーがなんともいい香りづけになっています。
タレは辛口のさっぱり系で、色も薄め。ご飯の半分くらいの深さまでが色づいているくらいの品の良いかかり具合。牛丼でも汁だくが苦手な部員Bは、このくらいが、ご飯が解けにくくて好きです。
ご飯はやや硬めの炊き上がり、量的には他店平均くらいでした。
次に山椒で香りを添えてみます。
こちらの山椒は、抹茶色でやや粗挽きな、香り高いタイプ。
前回の記事(野田岩本店)で、山椒は、「うなぎとご飯の間にかけるのが正式」説について触れましたが、ふきぬきさんの身がしっかりしてるうなぎなら試せそうなので、実際に検証してみました。
その山椒をご飯とうなぎでサンドする方式は「山椒がご飯とうなぎの間に挟まれることで、特有の強い刺激を避けつつ、香りは楽しめるため、最大限美味しくいただける」ということでしたが、結果はいかに??
まずは、手前の一枚を奥に寄せて、剥き出しになったご飯に山椒をふりふり。そして鰻を戻して(サンド方式)、いただいてみました。
あっ!うまい!!山椒の香り、ピリピリめっちゃ感じる!
比較のため、奥の一枚には、いつものようにうなぎの上からふりふり。そして一口パクリ。こちらも、うまい!!でも、山椒の香りや味が舌に伝わるまでにタイムラグがあるので、ピリピリはマイルドな印象でした。
スパイシー大好き部員B的には、この ”サンド方式” の方が美味しく感じました。ただ、山椒 ”特有の強い刺激を避け” てはおらず、むしろ増大している印象でした。山椒好きなら、試す価値ありかと思います!
最後に、お新香についても一言書きたいと思いました。
うな重には大体、お新香がセットでついてきますが、ここのこの大根のお漬物(お醤油味と甘みを感じました)が大変、美味しかったです。1センチ以上ある分厚いカットが、大根の歯応えの良さを存分に楽しませてくれます!
食後ほどなくして、ウェイティングのお客さんがいるので〜とのアナウンスで、そそくさと退散。もう少し余韻を楽しみたかったので、近所にあった超・昭和な喫茶店に行き、コーヒー片手に今日のうなぎ部活動の反省会をしました。
今日のお得なランチうな重について、部員Aは ”立地、コスパ、味、ボリューム、全てにおいて満足!“と太鼓判。「6,000 円前後する高級うな重と単純比較するのは無意味。別のジャンルとして、私には合う。ファンもきっと多いと思う!」
はい、部員Bも、全く同意見です!
赤坂ふきぬきホームページ
今後も美味しい情報を発信して参りますので、よろしければ読者になってください!