うなぎ部 〜 美味しいうなぎの体験ブログ 〜

主に美味しいうなぎを食べる部活の活動報告

花菱(渋谷)

近づくと、ど迫力の一枚板の看板が迫ってくる!

花菱(渋谷)

 訪問日:  2021年12月14日(火)

 訪問時間: 12:30(ランチ) 

 

うなぎ部活動がしばし滞り、気がつけば2021年も、もう年末。渋谷の街は、すっかりクリスマスムードに包まれて、キラキラ色めきだっています。

 

そんな風景を楽しむかのように、あてもなくそぞろ歩く若者の流れに逆らって、部員Bが目指すは、道玄坂の上の方のオフィス街。

 

とある細いビルの一階の奥まったところに、ひっそりと、しかし堂々と、立派な一枚板の「花菱」の看板が掲げられています。

ビルの奥に、大きな花菱の看板が

▲ ビルの奥に、大きな花菱の看板が

入り口のあまりのさりげなさに、ここがあの文豪・斎藤茂吉(1日に2回もうなぎを食す日もある程のうなぎ好きだったらしい)が惚れこんだ老舗とは気づかない人も少なくないでしょう。

 

暖簾をくぐると、まず2つのテーブル席。その奥に会計窓とキッチン、右手に地下へ通じる階段が。地下がメインらしいですが、なんとなく1階席を選択。

この階段を下ると、地下のメインダイニング

▲ 地下への階段。壁面には改装前の建物の名残と思われるあれこれが

ランチタイムだったので、うなぎ以外のお得な定食もありましたが、やはり、うな重一択。しかしうな重の種類が豊富!

グランドメニューの一部

▲ グランドメニューの一部

 

焼き上がりまで40分ということだったので、待ってる間、おつまみをいただくことに。なのでうな重は「梅(130g)¥3,500」をチョイス。

うなぎ待ちのつまみに甘えび唐揚げ(800円)を注文。ボリュームしっかり!

▲ うなぎ待ちのつまみに甘えび唐揚げ(800円)を注文。ボリュームしっかり!

甘えびの唐揚げ(思ったよりボリュームあり)をつまみつつ、泡が乗った黄金色の飲み物をいただきつつ、のんびり待つ楽しい時間。

 

冷たい雨で気温も下がったため、街ゆく人もいつもより少ない印象ですが、さすがは老舗!(なぜか奇抜ファッションの)常連さんたちが引も切らず入店していました。

思ったよりも早く、30分少々くらいで、私の梅ちゃん(うな重・梅)が出てきました!半月後に控えた正月を先取りするかのような、めでたいお姿の重箱に、思わず一礼しそうでした!

漆黒に金の線描がめでたい印象の重箱

▲ 漆黒に金の線描がめでたい印象の重箱

 

さあ、いつもの蓋開けの儀式を。。

 

 

 

 

ーーーあ、ちなみにお吸い物は別売(330円)でしたが、今日は飲みものが多いので、注文しませんでした。

 

 

さあ、開けますよ?

 

 

 

(ふう。。。)←深呼吸

 

 

 

パッカーーーッ!

 

 

うな重 梅(130g) うなぎに合ったサイズの重箱なので見た目バランス◎

うな重 梅(130g) うなぎに合ったサイズの重箱なので見た目バランス◎

 

2番目に小さい梅なので、なんとなくご飯が見える面積がもっと大きい想像をしていたので、このバランスの良いうなぎカバー率に「ほう!」と唸ってしまいました!

 

早速一口。うなぎの身がとってもふんわり、柔らか。皮感は僅かに感じますが、臭みゼロで、風味良し!タレは、旨味はしっかり感じるけれど、さっぱりしていて甘味も控えめで量も絶妙。

 

ふんわり柔らかで旨味のある身

▲ ふんわり柔らかで旨味のある身

 

焼きは、端っこに焼き色は入っていますが、カリカリ感はありません。品よく全体的に香ばしく、尻尾の辺りの水分が飛んだ部分に旨味が凝縮していて、リズミカルな味わい。

 

ご飯はやわらかめ、量はやや多め。個人的には、も少し硬めが好みですが、米自体はとても美味しいです。

 

山椒がまた、すごく香り高く、濃い緑色で、ピリピリ感がしっかり感じられるタイプで、大人の味変を楽しめます。

多彩で量も満足!サラダ的に口直しできるお新香

▲ 多彩で量も満足!サラダ的に口直しできるお新香

いろどりも美しいお新香は、酸味しっかり系で、フレッシュなサラダ感覚でいただけます。山椒のピリピリを口直しして、また初心に返ってうなぎを楽しめました。

 

食後にコーヒーがついてきたのはここが初めて!

▲ 食後にコーヒーがついてきたのはここが初めて!

なんと、食後にコーヒーが!これは嬉しい!うなぎやさんで、食後コーヒーを出してくれる店は初めてだったので、コーヒー党としてはかなりグッとくるポイントでした。

 

花菱さんのうなぎ屋アート

▲ 花菱さんのうなぎ屋アート。にょろにょろがかわいい

40分待つ価値あり!なうな重でした。

他にも「うなまぶし」や「ひれ焼」など、気になるメニューがたくさんなので、それらをいただきに、夜も訪れたいと思いました。

 

騒々しい渋谷の一角で、粛々と伝統を守りながら営業されている花菱さん。老舗ながら奇抜ファッションの常連さんが気軽に出入りできる「町のうなぎ屋さん」としても愛されているのだと知りました。


花菱 ホームページ

www.hanabishi.tokyo

 

今後も美味しい情報を発信して参りますので、よろしければ読者になってください!