うなぎ処 鈴屋(島根県出雲市)

うなぎ処 鈴屋(島根県出雲市)
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訪問日: 2024年11月29日(金) 訪問時間: 13:30(ランチ) |
部員Bです。図らずも、旅の途中で美味しい鰻屋さんに出会えたので、久々にブログを更新します。
出雲大社から西に車を走らせること10分くらい、『うなぎ処 鈴屋』は、大通り沿いの看板を目印に、細い路地をしばらく進んだ住宅街の中にありました。少し不安になるほどローカルな道で、お店についても、目立つ看板の類は見当たらず、文字通りひっそりと営業している印象でした。
旅につきものの「予想外」があり、ランチとはいえ、店に到着した時点で既に13時半を過ぎていました。

入店時に”料理が提供されるまでにはかなり時間がかかる、すでに七人のお客さんがいるので、1時間程度待つことになるかもしれない”との案内を念入りに受けた上で、入店を決定。はらぺこではあったものの、1時間待ってでも鰻を食べたい気持ちが勝りました。

午後の穏やかな日差しが差し込む広い座敷に通されると、とりあえずビール(運転手はノンアルビール)を注文。ほっと一息つきながら店内を眺めると、この店がなかなかユニークなロケーションにあることに気づきます。
座敷をぐるりと取り囲む障子には雪見窓があり、そこからは切り取られた神西湖と湖岸に茂るオギのシルエットが映え、一双の屏風のような風情です。強い風が吹くと、障子の外側を囲うガラス窓が一斉にガタガタと音を立て、建物の年季を感じさせます。

窓に切り取られた神西湖畔の景色をぼんやりと眺めながら、ビールをちびちびやりながらおしゃべりしていたら、案外、1時間はあっという間で、お待ちかねの重が運ばれてきました。

うな重(特上 税込 7,260円)と肝吸いと香の物のいつものトリオです。特上は1.5尾とのことですが、腹ペコなので、余裕でいけそうです。
さあ、こちらの鰻はどんな感じかーーー。
ワクワクの蓋開けの儀式の時間です。
さあ、、、
パカっ!!

食べやすいサイズ(6センチくらいでしょうか)にカットされた鰻が、まるで屋根瓦のように一部重なりながら、隙間なく並べられています。焼き目は均一で程よく、火入れはしっかり目で端っこはタレの糖分と相まってややネットリした歯応えですが、肉厚なので、身の部分はフワホロ。皮の焼きは軽めですが、皮が薄くて箸で切りやすく、カットされていなくても食べやすそうでした。
お店の人によると、この日の鰻は宮崎産で、高品質な鰻を提供する養鰻業者さんから仕入れたものだそう。しっかり焼いても、干物のようにならずふわっとした身質を味わえるよう、太くて大きいものを厳選しているのだとか。
焼きは、基本的には「関西風」と呼ばれる蒸しの工程を入れてから焼くタイプだそう(この日もそうでした)ですが、鰻の肉質を見て、時には蒸さない「関東風」で仕上げる判断をすることもあるそう。
鈴屋さんの提供する鰻は ”表面はしっかり、中はふんわり” 。この食感を引き出すために、調理法を限定することなく、鰻の個体差に応じて、臨機応変に調整しているそうで、確かにその食感だったなと、しみじみ納得。

山椒は、綺麗な緑色が印象的な地元・島根県、雲南市産の粗挽きタイプで、挽いたものと、ホールを都度挽くミル入りの二種が用意されていました。”早摘で刺激のあまり強くない物”とのことですが、粗挽きなので、舌に載せた瞬間ではなく、噛み締めた時にピリッと香り立つ、仕掛け的な効き方も楽しめました。

ご飯はやや柔らかめで、量は普通くらい。タレはやや辛めですが,濃厚でとろりとした質感で、鰻にねっとりしっかりと絡みついていて、どこを食べても均質な味わいでした。焼き加減といい、味付けといい、しっかりコントロールされている印象です。

食べる時におかみさんに、”しっかり味がついているので、もしタレを足す場合は、全体にかけず,食べる分だけ少し足すように”といわれたのも納得。試しに一口だけ、追いダレしてみましたが、なるほど、ここまで焼きもタレの付け方も計算されたバランスを保っている中で、必要はないと思いました。
旅先で思いがけず、美味しい鰻に出会い、とても満足の部員Bでした。
今後も美味しい情報を発信して参りますので、よろしければ読者になってください!
かぶと(池袋)

かぶと(池袋)
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訪問日: 2024年7月27日(土) 訪問時間: 18:00(ディナー) |
部員Bです。スーパーグルメな友人が、超人気店『かぶと』の予約が取れたというので、遠慮なく乗っからせていただきました。部員Aには申し訳ないのですが、今回は部員Bのソロ活です。
「かぶと」は、お料理の素晴らしさはもちろんですが、大将と客の距離が物理的にも心理的にも近いことがまた素晴らしいのです。笑顔が爽やかな大将が、コースの一皿一皿にコメントしながら、カウンター越しに全ての調理過程を披露してくれるので、エンタメ的な楽しさもあります。
また、うなぎ初心者が気後れせずに質問できるアットホームな雰囲気もあり、ここは単に美味しいうなぎを食べるだけではない、フェスのような高揚感が味わえる特別なお店なのです。(先代の頃から知っているので、その変化も趣深いですね。)

食事は15,000円(税込) の「おまかせコース」が基本で、そこに冷奴、お新香、トマトのオプション(別料金)をつけたり、「天然もの」の入荷がある日は、天然と養殖の食べ比べができたり。
この日は、ありがたいことに天然ものの入荷があり、迷うことなく食べ比べをオーダー。最初に、どのくらい食べられるかをヒアリングしてくれるので、がっつり行きたい人も、少食の人もそれぞれに満足できるゴールが用意されます。
さあ、名前が呼ばれました。入店します!

今回は4人グループだったため、入り口脇のテーブル席に案内されました。店内はかなりコンパクト。お客さん同士が配慮しあう日本しぐさが見られるのが、またいいですね。

熱々のおしぼりの後、飲み物を注文。突き出しとして「長芋とオクラのおかか和え」が出てきました。

まずはビールで乾杯!

オプションの冷奴、お新香、トマトももちろんつけました。最初に出てきたのは冷奴。角がギリギリ有るくらいの柔らかさで、とろりと濃厚な味わい。

早速最初の焼き物が出てきました。「えり焼」という、 関東風に蒸した、襟首のお肉とのこと。豆腐で胃の準備がちょうど整った、タイミングの妙に感心。

コリコリとした歯応えに、濃いタレの甘みと苦味のバランスがいい、これは、間違いなくお酒に合…と思った瞬間、「日本酒くださいいい!!」と悲鳴のような大声をあげる仲間(笑)。
まるで店員さんもそれを待ってたかのような素早さで、最初のお酒が出てきました。メニューから選ぶこともできますが、書いてない物がたくさん有るので、ここはおまかせで出してもらうのがおすすめ。


お酒でウォームアップ完了。次に「ヒレ焼き」登場。これはうまい!ゼラチン状のやわらかな部分をパリパリの皮が包んで、甘苦い味で酒が進んでしまう。

まだ序盤だというのに、ヒートアップしかけたところに、そっと冷やしトマトが。焦るなよ、って優しく諭された気分です。このトマトは有機栽培とのこと。お口リセット。


香ばしい芳香を放ちながら「肝焼き」が登場。ほろ苦さの中に、わずかに甘みを感じられる大人の味。焼き目しっかりで、旨みが凝縮!


さらに出てきます。尻尾に近いあたりの身を巻いた「串まき」は塩で。脂が程よく落ちてサクサクの軽い食感はクセになりそう!

そして「アタマ」。時々コリッと骨が混じる、しっかりとした歯応えと濃厚な味が楽しい一本。カミカミしていると、じわっと旨みが広がってきて、これまたお酒が進んでしまいます。


テンポ良く、次の「一口蒲焼」がきました。スティック状で食べやすいというだけでなく、全面的にカリカリに焼き上げられているので、サクッとした歯応えと香ばしさがいわゆる蒲焼とは別物感。これだけでお酒2杯は行けそう!


天然ものの「肝」が登場。新鮮なので臭みがなくて食べやすい。タレが合いますね。大将は「まれに針が入っている事があるので注意して」とおっしゃったのですが、「美味しすぎるからって、丸呑みしないように」ってことだと理解しました。

天然ものの「レバー」。鮮度抜群なので、塩焼でも臭みなく品のいいお味でした。

ここで、糠漬けが出てきました。ちょうどお口直しが欲しいタイミングでした。にんじん、うり、きゅうり、長芋、ナス、アスパラ ー 無農薬もしくは減農薬のお野菜だそうで、塩加減・酸味のバランスが良い漬け加減でした。


こちらはおなじみ、”生きた”「心臓」。噛まずにグッと飲み込んでください、とのことなので、一気にゴクリ。何度もいただいていますが、これは、いまだに少々怖い。
ちなみに、噛んでしまうとどうなるのか。「痺れます!」とのこと。

この後、養殖ものと天然ものの生の頭のニオイ嗅ぎ比べとなりましたが、写真は少々刺激的なので割愛します。養殖ものは”魚屋のニオイ”,天然ものは”あまり臭わない”という印象でした。
次のお酒「ゆうき」が出てきました。魚臭を一瞬で拭い去るような、華やかなお味!

さあ、いよいよ大物の登場です。養殖ものの「白焼」2尾。4人で全ての部位をそれぞれ楽しみたかったので、付属の料理用ハサミで縦に細長く切り分けました。
焼きはムラなく、やや軽め。カリッとした表面とは裏腹に、中はしっとり、ふんわり。「対馬の藻塩」と「アンデスの岩塩」の2種類の天然塩でいただきます。
「アンデスの岩塩」は甘味があってさっぱり、「対馬の藻塩」は辛口で、個人的にはこちらの方が好みでした。ミネラル豊富な天然塩だけーー繊細な風味をしっかり味わうにはベストな食べ方だと思いました。

続いて出てきた天草産の天然もの「白焼」半身。養殖ものに比べて、弾力のある肉質で、いかにも元気よくそりかえっています!皮はパリパリ、脂の乗りもよく、良い意味で「お肉」に近い雰囲気。味は濃密でしっかりした印象から、さっと脂がキレて後味は爽やか。

ちなみに、山椒好きな部員Bが、ここに至るまで山椒のことをすっかり忘れておりました。この白焼に掛けてみようかな?と一瞬よぎったのですが、すでに天然塩とのマリアージュで完成している味をわざわざ変える必要はなかったので、掌にとって、味見だけしてみました。緑色で香りが強く強く痺れる、上質な山椒でした!

蒲焼の登場を前に、ご飯が用意されました。サイズのヒアリングがあり、「大(手前)」「中(右奥)」「小(左奥)」から選べます。大体基準サイズを選ぶ部員Bは、迷うことなく中にしました。
ご飯は水分少なめのつぶつぶがしっかりした炊き上がりでした。

いよいよ、蒲焼の登場です。
4人前、どーん!
天草産の天然もの半身に、養殖もの4尾です。写真では養殖ものが細長く見えますが、相対的なもので、実際は天然ものがかなり大きいのです。ここまで結構食べたのに、蒲焼を見ると食欲がリセットされるのは不思議ですね〜!

焼きはしっかりめで、縁はカリカリの焦げ目つき。タレは甘さひかえめでサラッとしたタイプ。(追いだれもオーダーできますが、うなぎ本来の濃厚な旨みがあるので、まず必要ないでしょう。)関東風の背開きですが、蒸しの工程はないので、食感はパリッと香ばしい関西風に近い印象です。
天然ものは、白焼でそうであったように、エネルギーをぎゅっと閉じ込めたかのような引き締まった肉質。一方で、皮は薄くてパリパリ、絶妙なバランスです。

養殖ものの方は、身が繊細でホロホロ、味も天然ものよりおとなしく食べやすい。皮はやはりしっかりと焼かれてパリッとしていて、臭みなし。
タレ馴染みがよいので、ご飯に乗せるなら天然物よりしっくりくる印象ーーということで、三分の一ほど食べたら残りをご飯に乗せて、鰻丼に!乗り切らないので、折り曲げたのですが、それでもはみ出す贅沢さ!追いダレ、山椒なしで、非常に美味しくいただきました。

いよいよ、最後の一品「肝吸」。走り切った達成感と共に、これでおしまいかという一抹の寂しさもあり、トーンダウンしかけていたのですが、出汁のあまりにフレッシュな香りに、再び目が冴えてしまいました!
そういえば、少し前からシャッシャッシャッシャッ…という規則正しい音が店内の喧騒に混じって聞こえていたのですが、それが鰹節を削る音だったとは…。
華やかな鰹出汁の風味に程よい塩味が、細胞の端々にまで染み入るようでした。ごちそうさまでした。

こんな素晴らしいうなぎ体験ができる「かぶと」ですので、人気が人気を呼んで、今はかなりの予約困難店となっています。2024年7月30日現在、予約方法は、予約サイト OMAKASE より偶数月の第一木曜日 正午から先着順となっています(2ヶ月後までの予約が可能)。なかなかの激戦ではありますが、トライする価値はアリだと思いますよ!
かぶと(食べログページ)
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花菱(渋谷)

花菱(渋谷)
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訪問日: 2021年12月14日(火) 訪問時間: 12:30(ランチ) |
うなぎ部活動がしばし滞り、気がつけば2021年も、もう年末。渋谷の街は、すっかりクリスマスムードに包まれて、キラキラ色めきだっています。
そんな風景を楽しむかのように、あてもなくそぞろ歩く若者の流れに逆らって、部員Bが目指すは、道玄坂の上の方のオフィス街。
とある細いビルの一階の奥まったところに、ひっそりと、しかし堂々と、立派な一枚板の「花菱」の看板が掲げられています。

入り口のあまりのさりげなさに、ここがあの文豪・斎藤茂吉(1日に2回もうなぎを食す日もある程のうなぎ好きだったらしい)が惚れこんだ老舗とは気づかない人も少なくないでしょう。
暖簾をくぐると、まず2つのテーブル席。その奥に会計窓とキッチン、右手に地下へ通じる階段が。地下がメインらしいですが、なんとなく1階席を選択。

ランチタイムだったので、うなぎ以外のお得な定食もありましたが、やはり、うな重一択。しかしうな重の種類が豊富!

焼き上がりまで40分ということだったので、待ってる間、おつまみをいただくことに。なのでうな重は「梅(130g)¥3,500」をチョイス。

甘えびの唐揚げ(思ったよりボリュームあり)をつまみつつ、泡が乗った黄金色の飲み物をいただきつつ、のんびり待つ楽しい時間。
冷たい雨で気温も下がったため、街ゆく人もいつもより少ない印象ですが、さすがは老舗!(なぜか奇抜ファッションの)常連さんたちが引も切らず入店していました。
思ったよりも早く、30分少々くらいで、私の梅ちゃん(うな重・梅)が出てきました!半月後に控えた正月を先取りするかのような、めでたいお姿の重箱に、思わず一礼しそうでした!

さあ、いつもの蓋開けの儀式を。。
ーーーあ、ちなみにお吸い物は別売(330円)でしたが、今日は飲みものが多いので、注文しませんでした。
さあ、開けますよ?
(ふう。。。)←深呼吸
パッカーーーッ!

2番目に小さい梅なので、なんとなくご飯が見える面積がもっと大きい想像をしていたので、このバランスの良いうなぎカバー率に「ほう!」と唸ってしまいました!
早速一口。うなぎの身がとってもふんわり、柔らか。皮感は僅かに感じますが、臭みゼロで、風味良し!タレは、旨味はしっかり感じるけれど、さっぱりしていて甘味も控えめで量も絶妙。

焼きは、端っこに焼き色は入っていますが、カリカリ感はありません。品よく全体的に香ばしく、尻尾の辺りの水分が飛んだ部分に旨味が凝縮していて、リズミカルな味わい。
ご飯はやわらかめ、量はやや多め。個人的には、も少し硬めが好みですが、米自体はとても美味しいです。
山椒がまた、すごく香り高く、濃い緑色で、ピリピリ感がしっかり感じられるタイプで、大人の味変を楽しめます。

いろどりも美しいお新香は、酸味しっかり系で、フレッシュなサラダ感覚でいただけます。山椒のピリピリを口直しして、また初心に返ってうなぎを楽しめました。

なんと、食後にコーヒーが!これは嬉しい!うなぎやさんで、食後コーヒーを出してくれる店は初めてだったので、コーヒー党としてはかなりグッとくるポイントでした。

40分待つ価値あり!なうな重でした。
他にも「うなまぶし」や「ひれ焼」など、気になるメニューがたくさんなので、それらをいただきに、夜も訪れたいと思いました。
騒々しい渋谷の一角で、粛々と伝統を守りながら営業されている花菱さん。老舗ながら奇抜ファッションの常連さんが気軽に出入りできる「町のうなぎ屋さん」としても愛されているのだと知りました。
花菱 ホームページ
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神田 きくかわ(神田店)

神田 きくかわ(神田店)
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訪問日: 2021年9月5日(日) 訪問時間: 11:00(ランチ) |
うなぎ部員Aが家庭の事情で海外に拠点を移すことになり、しばらくは部員全員での会合ができないため、貪欲に忙しい予定の間をぬって、日曜も営業している、神田きくかわに行ってきました。
東京メトロ銀座線 神田駅の5番出口でるとすぐ目の前という好立地で、建物は和風なしつらえですが、近代建築らしい構造的な頑強さを備えた、総合的に都会派の店舗です。

しばらくはうなぎ部揃っての活動はできないので、念の為10:30から並んだ部員Bですが、2階席も含めるとそこそこの収容人数なので、そこまで頑張らなくてもよかったみたいです。
よく知っているお客さんたちは、開店(11:00)5分前にぞろぞろと涼しい顔して入店してきました。

膝の怪我治療中(A)&正座が苦手(B)なうなぎ部は、2階の座敷ではなく1階のテーブル席をお願いして、着席。さほど広くはないですが、ユニークなレイアウトで清潔感があって居心地よし。

ランチメニューのうな重は、うなぎのサイズ違いでイ、ロとあったので、迷わず大きい方(一尾半)の うな重 【ロ】(5,610円)を注文。
「仕入れによっては二尾付」という、当たりくじ付きみたいなワクワク感をさりげなく仕込んであるのが心憎いですね!(当たれ〜当たれ〜と心の中で声高に祈るB)
さてさて、ビジネス街のうなぎ屋さんのランチタイムともあってか、意外とスピーディにサーブされました。

さて、当たりか??・・・いえ、うなぎさん、どんな感じででしょう??
おふたを開けますよ??
パカッ!!

おおっ!いい焼き加減!ムチムチうなぎ!
「当たり」、ではなかったですが、それでも1.5尾が、折り畳まれてますから量はしっかり。うなぎは肉厚系でした。

こちらのうなぎの特徴の一つは、タレの量が「最低限」でサーブされ、好みで追いダレできること。
きくかわさんのタレの味は、かなり甘めなので、ジャブ付けだと好みが分かれてきそうですが、うなぎの身の味をじゃましないよう品よく調整されているので、辛め好きの人にも美味しくいただけそうです。

蒲焼の焼き加減は、ややしっかりめの印象でした。蒸しもほどよく、身は柔らかすぎず硬すぎずでした。山椒は、香りも辛味も控えめタイプでした。ビリビリ好きな人には少し物足りないかも?
ごはんの炊き加減は中間くらい。量も平均的でした。

付け合わせの肝吸はお麩も入って刻みミツバが香る、ややぬるめ仕立て。塩加減が絶妙でした。

時々、一口デザートがついてくるお店がありますが、こちらもオレンジ付きでした。うなぎの余韻を断ち切るようで、もったいない気もしましたが、食べてみると、その余韻とよく合って、オレンジ自体がとってもおいしく感じました。

タイミング的に、来店客は激減していると思われますが、地元や近所にお勤めの勝手を心得ている雰囲気の常連さんが集まって、いつもの味を楽しんでいる風景はなによりの癒しでした。ごちそうさまでした!
神田きくかわ ホームページ
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うなぎ 丸富(青物横丁)

うなぎ 丸富(青物横丁)
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訪問日: 2021年8月27日(金) 訪問時間: 16:30(ディナー) |
うなぎ部の今日のテーマは ”コスパが良くてうまい大衆うなぎ”。ドンピシャな店を知っているという部員Aのアテンドで、青物横丁の「うなぎ 丸富」を訪れました!

人気店なので、ぼんやりしてると目当てのうな丼が売り切れてしまうとのことで、夕飯にはちょっと早めの16:30に入店しました(夕方の開店は16:00〜)。

さすがに行列はまだなかったものの、店内にはすでに数名のお客さんの姿が。入ると、コンパクトな空間にコの字型カウンターがあるのみで、席数は8席ほど(感染対策で席数は従来よりも減らしているそう)。
カウンターのすぐ横に焼き場があり、その最前線に着席した部員Bの目の高さに、ガラス越しに串打ちうされた蒲焼が堆く積み上がっていました。(すぐ横で焼いているので、帰る頃には全身が蒲焼の香り、つまり蒲焼そのものになれますw)
広くはない店内ですが、余計な置物や張り物もなく、壁際に手荷物がおける棚やフックが用意され、整った印象。カウンター席には、感染予防のためのアクリル板のしきりが設置されていました。(※店内風景の写真はNGでした)
せっかくきたし、うな丼以外にも何か食べたいね、串焼きでも頼む?でもどれがいいんだろう?と、もじもじしていると、店員さんが「ひれ焼き」が一番人気だと教えてくれました。じゃ、それで!

そして出てきたのが、こちら「
ふだん冷静な部員Aが興奮ぎみに 「これはもう、犯罪です!350円でこの量、この味は、コンプライアンス違反!」と、なぜかちょっと悔しそうに唸っていました(笑)。コンプライアンス違反て(笑)。
カウンターにまた1人、常連風のお兄様がさっと座るや否や「ダブル味噌汁(キリッ)」と一声。味噌汁も2倍のサイズがあるのかな〜、なんてボケたことを考えていたら、「”うな丼” ダブル+味噌汁」の意味でした。短くて便利なフレーズなので、次回、使ってみようと思います。
ダブルというのは、うなぎが2尾分乗っかってるうな丼。破壊力抜群のビジュアルがシンプルに羨ましいですが、実際食べるとなると、なかなか気合と胃薬が要りそうな量です。しかし、先のお兄様は、こともなげに平らげ、風のように去っていきました。
そしていよいよ、我々の「並」サイズがやってきました!
じゃじゃん!

▲ うな丼「並」2,850円(+ご飯少なめ 50円引) 肉厚でしっかりボリュームあり
丼からうなぎがはみ出してますよ!うなぎ、ムッチムチの肉厚です!
焼き加減はしっかり、端っこ中心にカリカリの焼き目が入って香ばしい!
焼きだけの関西風かと思いきや、蒸しも入っているようで、中はジューシーで程よい柔らかさ。”下町仕上げの関東風” といった感じでしょうか?実にうまいです。

タレはしっかり濃いめ。甘味もしっかり感じますが、醤油の塩味も強く感じる、ご飯がガッツリ進む系のお味です。
そのためか、デフォルトのご飯の量はかなり多く(丼の縁近くまでモリモリ)、両部員とも迷わず「少なめ」(50円引)に(が、それでも部員Aは食べきれなかった模様)。
ご飯の炊き加減はやや固めで、濃いめのタレとの相性◎でした!
我々がうな丼にかぶりついている間、ひっきりなしにお弁当が売れており、店を出た時には、うな丼は売れきれてしまっていました。

ひれ焼きもうな丼も大変美味しく、コスパ最高で素晴らしかったです!でも、もう1つ。大将はじめ、従業員の方々がみな、明るく気持ちの良い対応をしてくださったことを、ことさらに強調しておきたいです。
特に大将は、忙しい焼き場を守りながらも、実に実によくお客さんを見ていて、少しでも戸惑っていたり困っていたりすると、すぐに気づいてサポートしてくれる、すごい人でした!
あくまでも大衆的な雰囲気のお店ですが、接客業としてのレベルの高さ、ホスピタリティは、高級店にも劣らない!そんな風に感じられる体験でした!
うなぎ 丸富
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竹葉亭 本店(銀座)

竹葉亭 本店(銀座)
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訪問日: 2021年8月10日(火) 訪問時間: 14:00(ランチ) |
華やかな銀座の中心街から少し離れた路地。周囲の無機質な鉄筋コンクリートビルの間に、しっとりと静謐な空気をまとって、竹葉亭本店の建物が佇んでいました。


部員二人で玄関先のメニュー前でモジモジしていると、和服の小柄な女性が出てきて、入り口入ってすぐ左のテーブル席エリアに案内してくれました。

壁際の木製の棚に生花がいけてあったり、窓の向こうをさりげなくすだれで目隠してあったり、清潔なたたきの床など、内装も素晴らしい。それだけにコロナ関連の注意書きがあちこちに貼られているのが、もったいないです。

さて、メニューはこんな感じ。いつもですと、うな重一択なところですが、うな重はなくて、丼のみとのことで、うなぎのサイズが大きめの 鰻お丼(B)(3,520円)をいただくことにしました。

今日遅めの14時の入店だったため、いつも以上にお腹ペコペコだったのがバレたのか(そんなはずはないw)、オーダーから10分少々でスピーディーに運ばれてきました。

他の店舗では「丼」というと、「どんぶり」ですが、こちらの丼はこんなにも重厚感のある木製の漆塗りの器でした。お重に勝るとも劣らない迫力!
お丼のお供は、お汁とお新香付きというスタンダードです。
そろそろ空腹感でぼーっとしてきたので、早速いただくことにします。
さて、中身は、、
パカッ!

どっしり重たい蓋を開けると、対照的に優雅で繊細な身質のうなぎが現れました!タレの色もライトで、焼きも軽めで、うなぎの白身感が感じられますね!
蒸しはしっかり目で、持ち上げるとホロホロ崩れる、お箸ですっと切れるやわらかな身に、わずかにしっとりめのご飯のバランスが良いです。
うなぎのサイズが大きめという(B)を選択しましたが、女子でもさらっと食べられる分量でした。
部員Aは、うなぎサイズが期待よりも控えめだったことが少し悔やまれると述べていましたが、部員B的には、これ見よがしにうなぎのサイズを誇示しようとか、大きく見せようという下心がいっさいない直球勝負の潔さにむしろ好感が持てました。
(重に入れたほうが、ご飯の露出がない分、相対的にうなぎが大きく見えると思うのですが、それだけ丼という器へのこだわりがあるのでしょうね)

タレの味についても、部員ABで印象が少し異なりました。片や甘めでサラサラと感じ、片や甘み少なく薄味でさっぱりと感じました。「さっぱり」しているという点では一致です。
甘さにプラスイメージを持っている人は、「おいしかった≒甘かった」と答える可能性があるので、実際の糖度はともかく、良いお味という意見で一致ということですね。
山椒は、ピリピリが長続きするタイプですが、香りはそこまで強くなくて、薄めの味付けのうなぎの風味を邪魔しませんでした。

肝吸は出汁が効いてて滋味深く(おかわりしたい!)、お新香も品よく高級感のあるお味で、さっぱりしたうなぎにぴったりでした。

ランチの終了は15:00、ラストオーダーは14:30ですが、老舗だけに時間にゆとりを持って入店されたほうが、ゆったりと雰囲気含めて味わうことができると思います。ごちそうさまでした!
竹葉亭 ホームページ
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うなぎ時任(麻布十番)

うなぎ時任(麻布十番)
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訪問日: 2021年8月6日(金) 訪問時間: 13:00(ランチ) |
2021年の土用の丑の日は7月28日。
世間のうなぎ祭りが一段落するのを待って、土用の丑の日の9日後、2021年8月6日に麻布十番のうなぎ屋さん「うなぎ時任」を訪ねました。

「うなぎ部」には、グルメなみなさんからいただいた情報をもとにつくった「訊ねてみたいうなぎ屋さんリスト」があります。
2021年5月、取材先を決める際に、事情があって、日曜日で都心にあって「予約ができるうなぎ屋さん」である必要がありました。
ところが、うなぎ部の「訊ねてみたいうなぎ屋さんリスト」にはそれに該当するうなぎ屋さんがありません。
困ったなと思い、ネットで調べて、たどりついたのが麻布十番「うなぎ時任」でした。ただ、ネットでみつけただけなので、味や店舗の雰囲気がよめません。グルメな友人何人かに聞いてみても、麻布十番「うなぎ時任」の味に関する有益な情報は得られませんでした。
この際、残念な結果になってもいいや、その時はあきらめよう、という覚悟で行ってみる事にしました。
すると、残念どころか、大正解!!一度訪ねただけで、居心地のよさ、味のよさに魅了され大ファンになりました。
ここ「うなぎ時任」は、偶然出会ってハラハラしながら訪問したがゆえに、結果とりわけ親しみを感じるお店になったのです。

広い店舗空間にカウンターと呼ぶにはぜいたくすぎる広々カウンターがあり、その対面はオープンキッチンになっています。
そのオープンキッチンのむこうにいるのは大将の時任さん。
うなぎの撮影許可をもらったので、撮影をしていたら、「僕もとってー」って陽気に微笑んでくれました!

この日のランチ「うな重」は超広々カウンター席に6名。全行程を予約人数分まとめて調理するスタイルです。

大将が丁寧に焼き上げて仕上げも大将。スタッフが大将の作業を見守ります。何一つ見逃さないぞというスタッフの目線に真剣さを感じる心地よい時間。

お重がおかれたら、大将が「照明が大切」とわざわざカウンター上の照明を調整して「当てて」くれたのはうれしかったですが、反射がひどくて撮影困難に。
有難迷惑(笑)

お重がサーブされると、待ったがかかります。
砂時計が出されます。
ふたを開けるの3分待ってね!!
そして3分が経過したので、蓋開けの儀式に参ります〜。
パカッ!!

分厚いうなぎ。かつ、真ん中は2重に重なってます。
もう一度いいます。
真ん中は2重になってます
うなぎの量が多いです。
ですが、余裕で食べられました。
そして、後味、余韻が素晴らしい。
直後に同じ量がでてきても間違いなく完食できてしまう余韻です。

ふたを開けて眺めて、一口いだだいたその直後に、肝吸がやってきました。
しまった、うなぎを食べてしまったと思った時すでに遅し。
うなぎが欠けた状態での撮影w。
この後、ゆっくりゆっくり「うなぎ時任」のうな重を堪能させていただきました。
まずは山椒は振らずにいただきいます。
次に山椒をうなぎにかけていただき、最後はいつもどおりごはんにかけていただきました。
「うなぎ時任」の山椒の香りは控えめに感じました。主役を引き立てるためのバランスを考慮されているのだなと感じました。
やや固めのごはんと主張が少ないやや甘めのタレ。
そこに、野沢菜の「酢」が組み合わさった時の絶妙な旨味が印象的でした。
カウンターでわたしの隣に座っていた男性は、お一人でランチコースを堪能されてました。麻布十番「うなぎ時任」の常連さんみたいです。
うな重だけだと、税込み6,000円ですが、ランチコースにすると、倍くらいのお値段のようです。でもでも、お隣のランチコース、すごくいい感じでしたので次はランチコースにしようかしら!いまから次の訪問が楽しみです!
今回同行してくれた方は「うなぎ時任」初訪問です。
わたしと同じくこの一度の訪問で大ファンになっちゃったそうです。
早速次の訪問を計画しているとのことでした!!
そうなっちゃいますよね!!
「うなぎ時任」に出会えて本当によかったです!!
うなぎ時任 ホームページ
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