うなぎ部 〜 美味しいうなぎの体験ブログ 〜

主に美味しいうなぎを食べる部活の活動報告

花菱(渋谷)

近づくと、ど迫力の一枚板の看板が迫ってくる!

花菱(渋谷)

 訪問日:  2021年12月14日(火)

 訪問時間: 12:30(ランチ) 

 

うなぎ部活動がしばし滞り、気がつけば2021年も、もう年末。渋谷の街は、すっかりクリスマスムードに包まれて、キラキラ色めきだっています。

 

そんな風景を楽しむかのように、あてもなくそぞろ歩く若者の流れに逆らって、部員Bが目指すは、道玄坂の上の方のオフィス街。

 

とある細いビルの一階の奥まったところに、ひっそりと、しかし堂々と、立派な一枚板の「花菱」の看板が掲げられています。

ビルの奥に、大きな花菱の看板が

▲ ビルの奥に、大きな花菱の看板が

入り口のあまりのさりげなさに、ここがあの文豪・斎藤茂吉(1日に2回もうなぎを食す日もある程のうなぎ好きだったらしい)が惚れこんだ老舗とは気づかない人も少なくないでしょう。

 

暖簾をくぐると、まず2つのテーブル席。その奥に会計窓とキッチン、右手に地下へ通じる階段が。地下がメインらしいですが、なんとなく1階席を選択。

この階段を下ると、地下のメインダイニング

▲ 地下への階段。壁面には改装前の建物の名残と思われるあれこれが

ランチタイムだったので、うなぎ以外のお得な定食もありましたが、やはり、うな重一択。しかしうな重の種類が豊富!

グランドメニューの一部

▲ グランドメニューの一部

 

焼き上がりまで40分ということだったので、待ってる間、おつまみをいただくことに。なのでうな重は「梅(130g)¥3,500」をチョイス。

うなぎ待ちのつまみに甘えび唐揚げ(800円)を注文。ボリュームしっかり!

▲ うなぎ待ちのつまみに甘えび唐揚げ(800円)を注文。ボリュームしっかり!

甘えびの唐揚げ(思ったよりボリュームあり)をつまみつつ、泡が乗った黄金色の飲み物をいただきつつ、のんびり待つ楽しい時間。

 

冷たい雨で気温も下がったため、街ゆく人もいつもより少ない印象ですが、さすがは老舗!(なぜか奇抜ファッションの)常連さんたちが引も切らず入店していました。

思ったよりも早く、30分少々くらいで、私の梅ちゃん(うな重・梅)が出てきました!半月後に控えた正月を先取りするかのような、めでたいお姿の重箱に、思わず一礼しそうでした!

漆黒に金の線描がめでたい印象の重箱

▲ 漆黒に金の線描がめでたい印象の重箱

 

さあ、いつもの蓋開けの儀式を。。

 

 

 

 

ーーーあ、ちなみにお吸い物は別売(330円)でしたが、今日は飲みものが多いので、注文しませんでした。

 

 

さあ、開けますよ?

 

 

 

(ふう。。。)←深呼吸

 

 

 

パッカーーーッ!

 

 

うな重 梅(130g) うなぎに合ったサイズの重箱なので見た目バランス◎

うな重 梅(130g) うなぎに合ったサイズの重箱なので見た目バランス◎

 

2番目に小さい梅なので、なんとなくご飯が見える面積がもっと大きい想像をしていたので、このバランスの良いうなぎカバー率に「ほう!」と唸ってしまいました!

 

早速一口。うなぎの身がとってもふんわり、柔らか。皮感は僅かに感じますが、臭みゼロで、風味良し!タレは、旨味はしっかり感じるけれど、さっぱりしていて甘味も控えめで量も絶妙。

 

ふんわり柔らかで旨味のある身

▲ ふんわり柔らかで旨味のある身

 

焼きは、端っこに焼き色は入っていますが、カリカリ感はありません。品よく全体的に香ばしく、尻尾の辺りの水分が飛んだ部分に旨味が凝縮していて、リズミカルな味わい。

 

ご飯はやわらかめ、量はやや多め。個人的には、も少し硬めが好みですが、米自体はとても美味しいです。

 

山椒がまた、すごく香り高く、濃い緑色で、ピリピリ感がしっかり感じられるタイプで、大人の味変を楽しめます。

多彩で量も満足!サラダ的に口直しできるお新香

▲ 多彩で量も満足!サラダ的に口直しできるお新香

いろどりも美しいお新香は、酸味しっかり系で、フレッシュなサラダ感覚でいただけます。山椒のピリピリを口直しして、また初心に返ってうなぎを楽しめました。

 

食後にコーヒーがついてきたのはここが初めて!

▲ 食後にコーヒーがついてきたのはここが初めて!

なんと、食後にコーヒーが!これは嬉しい!うなぎやさんで、食後コーヒーを出してくれる店は初めてだったので、コーヒー党としてはかなりグッとくるポイントでした。

 

花菱さんのうなぎ屋アート

▲ 花菱さんのうなぎ屋アート。にょろにょろがかわいい

40分待つ価値あり!なうな重でした。

他にも「うなまぶし」や「ひれ焼」など、気になるメニューがたくさんなので、それらをいただきに、夜も訪れたいと思いました。

 

騒々しい渋谷の一角で、粛々と伝統を守りながら営業されている花菱さん。老舗ながら奇抜ファッションの常連さんが気軽に出入りできる「町のうなぎ屋さん」としても愛されているのだと知りました。


花菱 ホームページ

www.hanabishi.tokyo

 

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神田 きくかわ(神田店)

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神田 きくかわ(神田店)

 訪問日:  2021年9月5日(日)

 訪問時間: 11:00(ランチ) 

 

うなぎ部員Aが家庭の事情で海外に拠点を移すことになり、しばらくは部員全員での会合ができないため、貪欲に忙しい予定の間をぬって、日曜も営業している、神田きくかわに行ってきました。

 

東京メトロ銀座線 神田駅の5番出口でるとすぐ目の前という好立地で、建物は和風なしつらえですが、近代建築らしい構造的な頑強さを備えた、総合的に都会派の店舗です。

 

出口出たらすぐの好立地。レトロモダンなカラーがオシャレな建物

出口出たらすぐの好立地。レトロモダンなカラーがオシャレな建物

しばらくはうなぎ部揃っての活動はできないので、念の為10:30から並んだ部員Bですが、2階席も含めるとそこそこの収容人数なので、そこまで頑張らなくてもよかったみたいです。

よく知っているお客さんたちは、開店(11:00)5分前にぞろぞろと涼しい顔して入店してきました。

 

1階の店内の様子。レトロなケーキ屋さんにありそうな冷蔵庫が

▲ 1階の店内の様子。レトロなケーキ屋さんにありそうな冷蔵庫が

膝の怪我治療中(A)&正座が苦手(B)なうなぎ部は、2階の座敷ではなく1階のテーブル席をお願いして、着席。さほど広くはないですが、ユニークなレイアウトで清潔感があって居心地よし。

 

ランチのメニュー。うな重はイロハ(※ハはない)でランク分けされています

▲ ランチのメニュー。うな重はイロハ(※ハはない)でランク分けされています

ランチメニューのうな重は、うなぎのサイズ違いでイ、ロとあったので、迷わず大きい方(一尾半)の うな重 【ロ】(5,610円)を注文。

仕入れによっては二尾付」という、当たりくじ付きみたいなワクワク感をさりげなく仕込んであるのが心憎いですね!(当たれ〜当たれ〜と心の中で声高に祈るB)

 

さてさて、ビジネス街のうなぎ屋さんのランチタイムともあってか、意外とスピーディにサーブされました。

うな重【ロ】5,610円  デザートのオレンジが眩いです

うな重【ロ】5,610円  デザートのオレンジが眩いです

 

 

 

さて、当たりか??・・・いえ、うなぎさん、どんな感じででしょう??

 

 

 

 

 

おふたを開けますよ??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パカッ!!

大きく折り返された立派なうなぎさんですが、二尾ではなかった。。

▲ 大きく折り返された立派なうなぎさんですが、二尾ではなかった。。

おおっ!いい焼き加減!ムチムチうなぎ!

「当たり」、ではなかったですが、それでも1.5尾が、折り畳まれてますから量はしっかり。うなぎは肉厚系でした。

 

ふっくら肉厚な蒲焼に、甘めのタレが控えめにかかる

▲ ふっくら肉厚な蒲焼に、甘めのタレが控えめにかかる


こちらのうなぎの特徴の一つは、タレの量が「最低限」でサーブされ、好みで追いダレできること。

きくかわさんのタレの味は、かなり甘めなので、ジャブ付けだと好みが分かれてきそうですが、うなぎの身の味をじゃましないよう品よく調整されているので、辛め好きの人にも美味しくいただけそうです。

 

部員Aによる、カタログの素材写真かと思うような”出来すぎ”な一枚

▲ 部員Aによる、カタログの素材写真かと思うような”出来すぎ”な一枚

蒲焼の焼き加減は、ややしっかりめの印象でした。蒸しもほどよく、身は柔らかすぎず硬すぎずでした。山椒は、香りも辛味も控えめタイプでした。ビリビリ好きな人には少し物足りないかも?

ごはんの炊き加減は中間くらい。量も平均的でした。

 

肝吸はお麩も入ったタイプ

▲ 肝吸はお麩も入ったタイプ

付け合わせの肝吸はお麩も入って刻みミツバが香る、ややぬるめ仕立て。塩加減が絶妙でした。

お口直しのオレンジが、思った以上にお口直せました

▲ お口直しのオレンジが、思った以上にお口直せました

時々、一口デザートがついてくるお店がありますが、こちらもオレンジ付きでした。うなぎの余韻を断ち切るようで、もったいない気もしましたが、食べてみると、その余韻とよく合って、オレンジ自体がとってもおいしく感じました。

 

うなぎ屋アートは興味深いものが多い印象

▲ うなぎ屋アートは興味深いものが多い印象

タイミング的に、来店客は激減していると思われますが、地元や近所にお勤めの勝手を心得ている雰囲気の常連さんが集まって、いつもの味を楽しんでいる風景はなによりの癒しでした。ごちそうさまでした!

神田きくかわ ホームページ

kanda-kikukawa.co.jp

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うなぎ 丸富(青物横丁)

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うなぎ 丸富(青物横丁)

 訪問日:  2021年8月27日(金)

 訪問時間: 16:30(ディナー) 

 

うなぎ部の今日のテーマは ”コスパが良くてうまい大衆うなぎ”。ドンピシャな店を知っているという部員Aのアテンドで、青物横丁の「うなぎ 丸富」を訪れました!

ローカル感あふれる街の風情に溶け込む”地元のうなぎ屋さん”

▲ ローカル感あふれる街の風情に溶け込む”地元のうなぎ屋さん”

人気店なので、ぼんやりしてると目当てのうな丼が売り切れてしまうとのことで、夕飯にはちょっと早めの16:30に入店しました(夕方の開店は16:00〜)。

並ぶ事前提な注意書き付きの椅子が。

▲ 並ぶ事前提な注意書き付きの椅子が。

さすがに行列はまだなかったものの、店内にはすでに数名のお客さんの姿が。入ると、コンパクトな空間にコの字型カウンターがあるのみで、席数は8席ほど(感染対策で席数は従来よりも減らしているそう)。

 

カウンターのすぐ横に焼き場があり、その最前線に着席した部員Bの目の高さに、ガラス越しに串打ちうされた蒲焼が堆く積み上がっていました。(すぐ横で焼いているので、帰る頃には全身が蒲焼の香り、つまり蒲焼そのものになれますw)

 

広くはない店内ですが、余計な置物や張り物もなく、壁際に手荷物がおける棚やフックが用意され、整った印象。カウンター席には、感染予防のためのアクリル板のしきりが設置されていました。(※店内風景の写真はNGでした)

 

せっかくきたし、うな丼以外にも何か食べたいね、串焼きでも頼む?でもどれがいいんだろう?と、もじもじしていると、店員さんが「ひれ焼き」が一番人気だと教えてくれました。じゃ、それで!

ひれ焼き 350円 巻きが太くてとってもジューシー!

▲ ひれ焼き 350円 巻きが太くてとってもジューシー!

そして出てきたのが、こちら「 ひれ焼き(350円)」。他店の1.5倍はありそうな、ビッグサイズ!巻きが太いから、外カリカリなのに中ジューシーで、繊細な風味!う、うんま〜い!!

 

ふだん冷静な部員Aが興奮ぎみに 「これはもう、犯罪です!350円でこの量、この味は、コンプライアンス違反!」と、なぜかちょっと悔しそうに唸っていました(笑)。コンプライアンス違反て(笑)。

 

カウンターにまた1人、常連風のお兄様がさっと座るや否や「ダブル味噌汁(キリッ)」と一声。味噌汁も2倍のサイズがあるのかな〜、なんてボケたことを考えていたら、「”うな丼” ダブル+味噌汁」の意味でした。短くて便利なフレーズなので、次回、使ってみようと思います。

 

ダブルというのは、うなぎが2尾分乗っかってるうな丼。破壊力抜群のビジュアルがシンプルに羨ましいですが、実際食べるとなると、なかなか気合と胃薬が要りそうな量です。しかし、先のお兄様は、こともなげに平らげ、風のように去っていきました。

 

そしていよいよ、我々の「並」サイズがやってきました!


じゃじゃん!

うな丼「並」2,850円 肉厚でしっかりボリュームあり

▲ うな丼「並」2,850円(+ご飯少なめ 50円引) 肉厚でしっかりボリュームあり

丼からうなぎがはみ出してますよ!うなぎ、ムッチムチの肉厚です!

焼き加減はしっかり、端っこ中心にカリカリの焼き目が入って香ばしい!


焼きだけの関西風かと思いきや、蒸しも入っているようで、中はジューシーで程よい柔らかさ。”下町仕上げの関東風” といった感じでしょうか?実にうまいです。

タレは塩味が効いてて濃いめ。汗をかいた猛暑日には、特に美味しい!

▲ タレは塩味が効いてて濃いめ。汗をかいた猛暑日には、特に美味しい!

タレはしっかり濃いめ。甘味もしっかり感じますが、醤油の塩味も強く感じる、ご飯がガッツリ進む系のお味です。

そのためか、デフォルトのご飯の量はかなり多く(丼の縁近くまでモリモリ)、両部員とも迷わず「少なめ」(50円引)に(が、それでも部員Aは食べきれなかった模様)。

ご飯の炊き加減はやや固めで、濃いめのタレとの相性◎でした!

  

我々がうな丼にかぶりついている間、ひっきりなしにお弁当が売れており、店を出た時には、うな丼は売れきれてしまっていました。 

17:30ごろにはうな丼売り切れの看板が…

▲ 17:30ごろにはうな丼売り切れの看板が…

ひれ焼きもうな丼も大変美味しく、コスパ最高で素晴らしかったです!でも、もう1つ。大将はじめ、従業員の方々がみな、明るく気持ちの良い対応をしてくださったことを、ことさらに強調しておきたいです。

 

特に大将は、忙しい焼き場を守りながらも、実に実によくお客さんを見ていて、少しでも戸惑っていたり困っていたりすると、すぐに気づいてサポートしてくれる、すごい人でした!

あくまでも大衆的な雰囲気のお店ですが、接客業としてのレベルの高さ、ホスピタリティは、高級店にも劣らない!そんな風に感じられる体験でした!

 

うなぎ 丸富

tabelog.com

 

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竹葉亭 本店(銀座)

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竹葉亭 本店(銀座)

 訪問日:  2021年8月10日(火)

 訪問時間: 14:00(ランチ) 

 

華やかな銀座の中心街から少し離れた路地。周囲の無機質な鉄筋コンクリートビルの間に、しっとりと静謐な空気をまとって、竹葉亭本店の建物が佇んでいました。

料亭風のシックな門構。夜だったら近付き難いでしょう

▲ 料亭風のシックな門構。夜だったら近付き難いでしょう

文字部分に箔押しされた重厚な書刻看板。アララギ派の歌人・岡麓による書とのこと

▲ 文字部分に箔押しされた重厚な書刻看板。アララギ派歌人・岡麓による書とのこと

部員二人で玄関先のメニュー前でモジモジしていると、和服の小柄な女性が出てきて、入り口入ってすぐ左のテーブル席エリアに案内してくれました。

最もカジュアルなテーブル席エリアでも、ゆったり落ち着ける空間

▲ 最もカジュアルなテーブル席エリアでも、ゆったり落ち着ける空間

壁際の木製の棚に生花がいけてあったり、窓の向こうをさりげなくすだれで目隠してあったり、清潔なたたきの床など、内装も素晴らしい。それだけにコロナ関連の注意書きがあちこちに貼られているのが、もったいないです。

生の植物が飾られている景色は贅沢!

▲ 生の植物が飾られている景色は贅沢!

さて、メニューはこんな感じ。いつもですと、うな重一択なところですが、うな重はなくて、丼のみとのことで、うなぎのサイズが大きめの 鰻お丼(B)(3,520円)をいただくことにしました。

お品書き。うな重はなくて、丼のみとなる

▲ お品書き。うな重はなくて、丼のみとなる

今日遅めの14時の入店だったため、いつも以上にお腹ペコペコだったのがバレたのか(そんなはずはないw)、オーダーから10分少々でスピーディーに運ばれてきました。

 

朱色の丸がインパクトある、重厚な丼!想像していたよりも立派!

▲ 朱色の丸がインパクトある、重厚な丼!想像していたよりも立派!

他の店舗では「丼」というと、「どんぶり」ですが、こちらの丼はこんなにも重厚感のある木製の漆塗りの器でした。お重に勝るとも劣らない迫力!

お丼のお供は、お汁とお新香付きというスタンダードです。

 

そろそろ空腹感でぼーっとしてきたので、早速いただくことにします。

 

 

 

 

 

 

さて、中身は、、

 

 

 

 

 

 

パカッ!

円形なので、四辺にご飯が見えています

▲ 円形なので、四辺にご飯が見えています

どっしり重たい蓋を開けると、対照的に優雅で繊細な身質のうなぎが現れました!タレの色もライトで、焼きも軽めで、うなぎの白身感が感じられますね!

蒸しはしっかり目で、持ち上げるとホロホロ崩れる、お箸ですっと切れるやわらかな身に、わずかにしっとりめのご飯のバランスが良いです。

 

うなぎのサイズが大きめという(B)を選択しましたが、女子でもさらっと食べられる分量でした。

 

部員Aは、うなぎサイズが期待よりも控えめだったことが少し悔やまれると述べていましたが、部員B的には、これ見よがしにうなぎのサイズを誇示しようとか、大きく見せようという下心がいっさいない直球勝負の潔さにむしろ好感が持てました。

(重に入れたほうが、ご飯の露出がない分、相対的にうなぎが大きく見えると思うのですが、それだけ丼という器へのこだわりがあるのでしょうね)

 

関東スタイルのふんわり柔らかうなぎさん

▲ 関東スタイルのふんわり柔らかうなぎさん

タレの味についても、部員ABで印象が少し異なりました。片や甘めでサラサラと感じ、片や甘み少なく薄味でさっぱりと感じました。「さっぱり」しているという点では一致です。

甘さにプラスイメージを持っている人は、「おいしかった≒甘かった」と答える可能性があるので、実際の糖度はともかく、良いお味という意見で一致ということですね。

 

山椒は、ピリピリが長続きするタイプですが、香りはそこまで強くなくて、薄めの味付けのうなぎの風味を邪魔しませんでした。

 

肝吸。お出しが効いておいしい!

▲ 肝吸。お出しが効いておいしい!

肝吸は出汁が効いてて滋味深く(おかわりしたい!)、お新香も品よく高級感のあるお味で、さっぱりしたうなぎにぴったりでした。

しば漬け?の酸味が口直しにぴったりでした

▲ しば漬け(右)の酸味が口直しにぴったりでした

 ランチの終了は15:00、ラストオーダーは14:30ですが、老舗だけに時間にゆとりを持って入店されたほうが、ゆったりと雰囲気含めて味わうことができると思います。ごちそうさまでした!

 

竹葉亭 ホームページ

g201100.gorp.jp

 

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うなぎ時任(麻布十番)

「うなぎ時任」

うなぎ時任(麻布十番

 訪問日:  2021年8月6日(金)

 訪問時間: 13:00(ランチ) 

 

2021年の土用の丑の日は7月28日。

世間のうなぎ祭りが一段落するのを待って、土用の丑の日の9日後、2021年8月6日に麻布十番のうなぎ屋さん「うなぎ時任」を訪ねました。

 

「うなぎ時任」

▲「うなぎ時任」との出会いは偶然

「うなぎ部」には、グルメなみなさんからいただいた情報をもとにつくった「訊ねてみたいうなぎ屋さんリスト」があります。


2021年5月、取材先を決める際に、事情があって、日曜日で都心にあって「予約ができるうなぎ屋さん」である必要がありました。


ところが、うなぎ部の「訊ねてみたいうなぎ屋さんリスト」にはそれに該当するうなぎ屋さんがありません。

 

困ったなと思い、ネットで調べて、たどりついたのが麻布十番「うなぎ時任」でした。ただ、ネットでみつけただけなので、味や店舗の雰囲気がよめません。グルメな友人何人かに聞いてみても、麻布十番「うなぎ時任」の味に関する有益な情報は得られませんでした。

 

この際、残念な結果になってもいいや、その時はあきらめよう、という覚悟で行ってみる事にしました。


すると、残念どころか、大正解!!一度訪ねただけで、居心地のよさ、味のよさに魅了され大ファンになりました。

 

ここ「うなぎ時任」は、偶然出会ってハラハラしながら訪問したがゆえに、結果とりわけ親しみを感じるお店になったのです。

 

「うなぎ時任」

▲オープンなキッチンと気さくな大将

広い店舗空間にカウンターと呼ぶにはぜいたくすぎる広々カウンターがあり、その対面はオープンキッチンになっています。

そのオープンキッチンのむこうにいるのは大将の時任さん。
うなぎの撮影許可をもらったので、撮影をしていたら、「僕もとってー」って陽気に微笑んでくれました!

 

「うなぎ時任」

▲この日はいっきに6人前仕上げました!!

この日のランチ「うな重」は超広々カウンター席に6名。全行程を予約人数分まとめて調理するスタイルです。

 

「うなぎ時任」

▲大将を見守るスタッフ

大将が丁寧に焼き上げて仕上げも大将。スタッフが大将の作業を見守ります。何一つ見逃さないぞというスタッフの目線に真剣さを感じる心地よい時間。

 

「うなぎ時任」

▲お重きました

お重がおかれたら、大将が「照明が大切」とわざわざカウンター上の照明を調整して「当てて」くれたのはうれしかったですが、反射がひどくて撮影困難に。

 

有難迷惑(笑)

 

 

「うなぎ時任」

▲3分間待つのだぞ

お重がサーブされると、待ったがかかります。
砂時計が出されます。
ふたを開けるの3分待ってね!!

 

 そして3分が経過したので、蓋開けの儀式に参ります〜。

   

 


パカッ!!

 

 

 

 

「うなぎ時任」

▲これぞ「うなぎ時任」のうなぎ

分厚いうなぎ。かつ、真ん中は2重に重なってます。

もう一度いいます。

 

真ん中は2重になってます


うなぎの量が多いです。

ですが、余裕で食べられました。

そして、後味、余韻が素晴らしい。
直後に同じ量がでてきても間違いなく完食できてしまう余韻です。

 

 

「うなぎ時任」

▲肝吸来ましたー

ふたを開けて眺めて、一口いだだいたその直後に、肝吸がやってきました。

しまった、うなぎを食べてしまったと思った時すでに遅し。

うなぎが欠けた状態での撮影w。

 

 

この後、ゆっくりゆっくり「うなぎ時任」のうな重を堪能させていただきました。

 

まずは山椒は振らずにいただきいます。

次に山椒をうなぎにかけていただき、最後はいつもどおりごはんにかけていただきました。

 

「うなぎ時任」の山椒の香りは控えめに感じました。主役を引き立てるためのバランスを考慮されているのだなと感じました。

 

やや固めのごはんと主張が少ないやや甘めのタレ。

そこに、野沢菜の「酢」が組み合わさった時の絶妙な旨味が印象的でした。

 

カウンターでわたしの隣に座っていた男性は、お一人でランチコースを堪能されてました。麻布十番「うなぎ時任」の常連さんみたいです。 

 

うな重だけだと、税込み6,000円ですが、ランチコースにすると、倍くらいのお値段のようです。でもでも、お隣のランチコース、すごくいい感じでしたので次はランチコースにしようかしら!いまから次の訪問が楽しみです!

 

 今回同行してくれた方は「うなぎ時任」初訪問です。

わたしと同じくこの一度の訪問で大ファンになっちゃったそうです。

早速次の訪問を計画しているとのことでした!!

そうなっちゃいますよね!!

 

「うなぎ時任」に出会えて本当によかったです!! 

 

うなぎ時任 ホームページ

tokitou-unagi.jp

 

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炭焼 うな富士(有楽町)

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炭焼 うな富士(有楽町)

 訪問日:  2021年8月1日(月)

 訪問時間: 11:00(ランチ) 

 

部員Bです。役所用事帰りに、名古屋の名店「うな富士」でソロ活動しました。

内幸町駅から徒くこと3分(新橋駅からも数分)、大企業のビル並木のその先に国会議事堂が見えるような、トップ・オブ・ビジネス街の一角に、そのお店はあるようです。

ビル群の向こうの青空の下には国会議事堂が

▲ ビル群の向こうの青空の下には国会議事堂が

しかし、Googleマップが指すところは、JRの線路のど真ん中。

え?と思いましたが、どうやら線路の高架下、つまり言い方を変えると「新橋のガード下」にあるようです。

おっさんの巣窟臭がぷんぷんしてきました。いえいえ、本格派のにおいです。 

マップはお店が線路の真ん中にあると言うが、、、なるほど高架下か

▲ マップはお店が線路の真ん中にあると言うが、、、なるほど高架下か

しかしそんな期待?は、わずか数秒で消滅しました。

しばらく来ないうちに高架下がなんだかすごく素敵になってる!

▲ しばらく来ないうちに高架下がなんだかすごく素敵になってる!

近年の高架下の変化は知ってはいましたが、これはずるい!

そこには、まるで古いヨーロッパの建造物の中のような空間が、、、

明治時代のレンガを部分的にそのまま生かしたデザイン

▲ 明治時代のレンガを部分的にそのまま生かしたデザイン

・・・といったら言い過ぎかもしれませんが、大変な荷重に耐えうる構造体だけが持つ重厚感と真っ白なカラーリングの優美なマッチングが大変魅力的ではありませんか!

 

それもそのはず、こちらは2020年秋にオープンしたばかりの「日比谷OKUROJI」というおしゃれ施設で、ベルリンの高架橋に倣ってつくられた明治時代のレンガアーチを生かしてリノベーションしたものだそう(さっきの表現はあながち間違ってなかった)。

いやあ、いいですね、この空間!実にいい!

▲ いやあ、いいですね、この空間!実にいい!

建物で興奮しすぎて違うブログになりかけているので、お店に急ぎます。ありました!「鰻」のロゴのかわいい立て看板!

おしゃれな「鰻」ロゴが見えてきました

▲ おしゃれな「鰻」ロゴが見えてきました

一瞬コーヒーショップかと思うほど、消炭色の外壁に、大きな真っ白な暖簾はスタイリッシュで、空間にしっくり馴染んでいます。

シックでモダンな外装。ちょっと「とらや」を彷彿とさせる、、、

▲ シックでモダンな外装。ちょっと「とらや」を彷彿とさせる、、、

手の消毒と検温を済ませて入店。

内部は、天然木をふんだんに使った、贅沢なインテリア。天井のアーチが開放感を醸し出しているだけでなく、実際に広々しています。

テーブルも分厚い一枚板を使っていて、調度品にもお金がかかっているようです。 富士山アートも素敵です。奥にカウンターと、壁に沿って個室があり、かなりの人数が入れそうです。

天然木をふんだんに使った、スタイリッシュな店内

▲ 天然木をふんだんに使った、スタイリッシュな店内

入口正面の壁面に、立派な赤富士アートが

▲ 入口正面の壁面に、立派な赤富士アートが

居心地の良さと裏腹に、携帯の電波は弱いみたいでした。部員Bは図らずもデジタル・デトックスを体験(※au利用。席にもよると思います)しましたが、これはむしろ食事に集中できるようにという、お店の粋な計らいなのかもしれません。

 

さて、こちらは名古屋の名店。名古屋といえばひつまぶし。悩んだのですが、大きいサイズのを何人かでワイワイ食べたい、と思い、それはコロナ明けの楽しみとして、ソロ活動の今日は、やはり定点観測的にうな重にいたしました。

広々とした店内、換気も抜群

▲ 広々とした店内、換気も抜群

サービスのきゅうりの昆布あえが出てきました。こちらはおかわりできるということです!嬉しいサービスですね!

 

どっしりと分厚な一枚板を使ったテーブル。高そう!贅沢!

▲ どっしりと分厚な一枚板を使ったテーブル。高そう!贅沢!

サービスのきゅうりの塩昆布和えは、なんとおかわりOKだそう

▲ サービスのきゅうりの塩昆布和えは、なんとおかわりOKだそう

うなぎを待つ間、ちょっとお店のことをお勉強。

この「うな富士」、脱サラのオーナーが50歳で創業して25年、創業100年を超える老舗も多いうなぎの世界ではまだ新しい部類なのに、すでにミシュラン掲載や食べログ百名店への選出を果たすなど、異色の経歴があります。

 

そして「うな富士」では、大きくて身の厚い希少な「青うなぎ」、それも、一般的なお店のうなぎより3割以上大きい、特大(約330g)を使うため、味わいはもはや別もの、とか。

そんなでっかい「青うなぎ」の特徴を生かすためには、炭火の高温でしっかりと地焼きして、外はパリパリ、中はふっくらに仕上げるのが一番なのだとか。

 

2店舗目をこの「日比谷OKUROJI」に出店する決め手は、そのこだわりの地焼きができる環境があったからだそう。OKUROJIさん、グッジョブ!

 

さて、うんちくを語っている間に、やってまいりました「肝入り上うな重(限定)」(6,900円)!

先にお伝えしておきますが、こちらは実は食後の写真ですw

▲ 先にお断りしておきますが、こちらは実は食後の写真ですw

さあ、中身はどんなでしょう??

 

 

 

(・・・といういつもの前振りのために、実は食後に蓋をした写真をこちらに掲載していますが、実際は蓋が開いた状態でサーブされました)

 

 

 

 

 

では、いきます!

パカッ!!

 

うなぎがでかい!肝焼きがあるため、うなぎがクロスするレイアウトに

▲ うなぎがでかい!肝焼きがあるため、うなぎがクロスするレイアウトに

でかい!うなぎがでかい!重箱からはみ出しています!(なので蓋が閉まらないので、開いた状態で出てきたという訳です)

 

ふっくら見えるために腹開きにこだわっているだけあって、マッチョな印象さえ受けるこのふっくら感!焦げ目もいい感じです。これまた形にこだわったという肝焼も、贅沢にごろごろと乗っています。

 

蓋を外すと、円盆の奥にも色々ありました。お新香に、なんと、うざくと刻みわさびも!贅沢ですね!

フタで隠れていましたが、うざく、刻みわさび、お新香もついてます

▲ フタで隠れていましたが、うざく、刻みわさび、お新香もついてます

まずはお吸い物を。蛤と手毬麩です。お出汁が優しくっておいしい〜!

上品なお味の蛤のお吸い物。美味しい〜!

▲ 上品なお味の蛤のお吸い物。美味しい〜!

そしてうざくを一口。白焼きときゅうりのさっぱりしたマッチングが素敵です。写真で見るより、量もたくさんありました!

白焼のうざく。小鉢なのに、しっかり食べ応えあり!

▲ 白焼のうざく。小鉢なのに、しっかり食べ応えあり!

ではいよいよ。。

蒲焼をそのまま一口。

重箱からはみ出す「青うなぎ」の蒲焼と肝焼きの数量限定の重

▲ 重箱からはみ出す「青うなぎ」の蒲焼と肝焼きの数量限定の重

おお!なんでしょうこの、むっちりとした「肉感」!ふわっと甘い風味も、確かに他のうなぎとは違っています。蒸しの工程は入らないのか、焼きだけでしっかり歯応えのある質感をコントロールしている感じです。そう、歯応えです。硬いのではなくて、プリプリした歯応えがいい感じです。

 

皮もしっかりしていますが、臭みは全然ありません。これは青うなぎが主食にしているものの影響らしいです。ご飯も硬めなので、全体的に歯応えしっかり系でまとめられています。

 

タレは甘辛な濃いめ。個人的には甘みも塩味も少し強いかな?と感じましたが、これは名古屋で好まれる味に設定されているそう。なるほど。ビールがあったらなあ!あと、もう少しご飯の量を増やしてもいけるなあ……あっ!!

 

ここで、あることに気づいて青ざめる部員B。

 

オーダーの際、店員さんに「当店はご飯が他よりも多めの300gですが、どうしましょうか?」といわれ、「じゃあ少なめで」とお願いしたのでした。

 

しかし、330gの肉厚のジャンボうなぎに濃いめの味付けなら、それを支えるご飯も多めがバランスいいに決まっています。あの時、どうしてご飯多めが標準なのかを考えなかったのか??「(食べきれなければ)お持ち帰りもできますよ」と、店員さんが大ヒントまでくれていたのに。。。(素で凹む)

 

味濃いめだな〜、なんてそりゃそうだわ!これは完全な部員Bの戦略ミスです。次回は必ず、ご飯は普通の量にして、お持ち帰りにするぞ!

刻みわさびも味のアクセントに。こちらは100円で追加できる

▲ 刻みわさびも味のアクセントに。こちらは100円で追加できる

香りもピリピリもしっかり強い山椒と、刻みわさびでアクセントを加え、時々うざくとお吸い物で和みを加え、美味しくいただいていきます。大変、ボリュームがあるので、こういった小鉢や味変アイテムが生きてきますね。

 

完食しましたが、ボリューミーでお腹パンパン!夜ご飯はフルーツしか食べられませんでした(笑)これを踏まえても、次回はお持ち帰り前提です。

 

最後に、重箱の構造が素敵だったことをメモしておきます。

こちらの重箱、なんと四隅が緩やかなカーブを描くような構造になっていて、隅っこに米粒がかたまらないのです。これなら米粒を残さず食べられるし、お箸が壁面とぶつからないので、食べ物を潰さずふんわりと持ち上げることができるんです。

重箱の隅がつつけない!ご飯を捉えやすい緩やかカーブに感動!

▲ 重箱の隅がつつけない!ご飯を捉えやすい緩やかカーブに感動!

こういうUX(経験)をよくする気遣いも嬉しいですよね!

次は、部員そろって、ひつまぶし食べに来たいと思います!ごちそうさまでした!



うな富士ホームページ

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浜田屋(武蔵小山)

 

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浜田屋(武蔵小山

 訪問日:  2021年7月23日(金)

 訪問時間: 11:30(ランチ) 

 

うなぎ部員Bです。バテそうに蒸し暑い東京、精をつけねば!ということで、今日はうなぎ部リストからこちら、武蔵小山にある「浜田屋」をピック。

(うなぎ部には、訪れるべきお店のリストがあります。規則や方針やモットーはありませんが、「目的地」だけは具体的なんですね。)

 

武蔵小山駅 東口を出るとすぐに、立派なアーケードが。昔ながらの商店とフランチャイズ系がバランスよく混在していて、見るからに住みやすそうなエリアです。

人通りはそう多くないけど、生き生きした空気の流れる商店街

▲ 人通りはそう多くないけど、生き生きした空気の流れる商店街

アーケード散策をしたいと思いましたが、目的の浜田屋はアーケードに入ってすぐ。駅から徒歩1分あるかないかの好立地です。

 

消炭色のソリッドな格子がファサード全面を覆う、ちょっぴり強面の外観ですが、店頭に並べられたメニューやポップがそれを上回るフレンドリーさで、地元の定食屋さん的な立ち位置であることが感じられます。一人できても躊躇なく入店できそうです。

消炭色の全面格子が渋スタイリッシュなファサード

▲ 消炭色の全面格子が渋スタイリッシュなファサード

グランドメニューに2枚のラミネートがポップしています。なんと今日は四万十うなぎとブランドうなぎの坂東太郎もあるそう。開店待ちの列先頭のうなぎ部員ズ、どちらも選べるという贅沢に悶絶。選べない。。。

今日は「四万十うなぎ」も「坂東太郎」もあるようです!

▲ 今日は「四万十うなぎ」も「坂東太郎」もあるようです!

開店時間11:30となり、2階のテーブル席に案内されました。

席と席の間も十分に空いてて感染対策もバッチリ

▲ 席と席の間も十分に空いてて感染対策もバッチリ

広々していて居心地の良いインテリアに、テキパキ動き回る店員さん、居心地が良いです。改装して13年だそうですが、古民家風のデザインなのでしっとりした落ち着きがあります。

二階のテーブル席コーナー。奥には座敷があるもよう

▲ 二階のテーブル席コーナー。奥には座敷があるもよう

着席してもなお悩んでいた二人ですが、メニューの中で一番推している四万十うなぎに決めました。ミネラル豊富な四万十川の川海苔を腹一杯食べて、のびのびと育ったなんて、いかにも美味しそうです!

四万十川の川海苔を食べて育ったうなぎだそう

四万十川の川海苔を食べて育ったうなぎだそう

オーダーから待つこと30分少々、トレイにセットの全てが乗った状態でサーブされました。きらきらと輝く重箱に、お椀、お新香、そしてデザートもついてきました!

キラキラの重箱に、お椀、お新香、そしてわらび餅も!

▲ キラキラの重箱に、お椀、お新香、そしてわらび餅も!

 

四万十のうなぎはどんなだろう?

 

 

創業大正14年から継ぎ足し続けて守られてきたタレのお味は??

 

 

朝ごはん抜いてきたから、お腹が空いたな。

 

 

 

がっついて写真撮り忘れないようにしないと。。。

 

 

 

 

 

 

ああもう我慢できません!パカッ!

 

 

 

 

 

これが、人生初の四万十うな重でございます!!

肉厚なうなぎに、手毬麩入りの肝吸、贅沢!

▲ 肉厚なうなぎに、手毬麩入りの肝吸、贅沢!四万十うな重 4,730円

炙り加減も良い感じ。厚みがあります!

▲ 炙り加減も良い感じ。厚みがあります!

まず、そのまま最初の一口をパクリ。

ふむふむ。部員B人生初の四万十うなぎは、肉厚で臭みがなく、自然の甘みがしっかりと感じられる、やや弾力ある肉質。良質の白身魚感がありました。

部員Aは、弾力のある皮がカリカリに焼けてたところが美味しかったそうです。

部員Aの四万十うな重は、より形も整って見事!

▲ 部員Aの四万十うな重は、より形も整って見事!

秘伝のタレは、大正14年から継ぎ足しつつ使ってるというから濃いのかとおもいきや、むしろさっぱり系で、若干塩辛め、そしてわずかに苦味もある印象。大人の味わいですね。ごはんがもう少し硬めな仕上がりでも美味しくいただけそうです。


 うなぎの引き締まった身質と、しっかり目の焼き上がりなので、お箸で持ち上げることもできました。今回もご飯側に山椒を振ってみましたが、またこちらの山椒が特徴的で、香りはぷわんと強く、それでいて辛さはほとんど感じませんでした。

 

お麩か肝かどちらかが多いのに、両方入りだなんて!

▲ お麩か肝かどちらかが多いのに、両方入りだなんて!

セットのお椀は肝吸。肝とかわいい手毬麩も入っていて、正月料理のような華やかさです!細く刻んだゆずの皮から立ちのぼる、上品な甘い香りが食欲を刺激します。

 

一口でも甘味があると、余韻が楽しめる。これ重要かも。

▲ 一口でも甘味があると、余韻が楽しめる。これ重要かも。

 最後に、まだ楽しみが残っている!というのが今回嬉しかったことの一つ。

お重を平らげたら、お茶をすすってそそと席を立たねばならないことが多く、うなぎや料理全体の味を、同じ空間で振り返る時間が取れないことが多いので、この小さな葛餅のもたらした数分は、とても大きかったと思います!

どうしておいしかったのかな〜と、まだ味の記憶が薄れる前に振り返ることで、より美味しいものを食べた実感が強くなった気がします!

 

四万十のうなぎに満足したので、次は坂東太郎食べに来たいと思います!

 
浜田屋

tabelog.com



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