竹葉亭 本店(銀座)
訪問日: 2021年8月10日(火) 訪問時間: 14:00(ランチ) |
華やかな銀座の中心街から少し離れた路地。周囲の無機質な鉄筋コンクリートビルの間に、しっとりと静謐な空気をまとって、竹葉亭本店の建物が佇んでいました。
部員二人で玄関先のメニュー前でモジモジしていると、和服の小柄な女性が出てきて、入り口入ってすぐ左のテーブル席エリアに案内してくれました。
壁際の木製の棚に生花がいけてあったり、窓の向こうをさりげなくすだれで目隠してあったり、清潔なたたきの床など、内装も素晴らしい。それだけにコロナ関連の注意書きがあちこちに貼られているのが、もったいないです。
さて、メニューはこんな感じ。いつもですと、うな重一択なところですが、うな重はなくて、丼のみとのことで、うなぎのサイズが大きめの 鰻お丼(B)(3,520円)をいただくことにしました。
今日遅めの14時の入店だったため、いつも以上にお腹ペコペコだったのがバレたのか(そんなはずはないw)、オーダーから10分少々でスピーディーに運ばれてきました。
他の店舗では「丼」というと、「どんぶり」ですが、こちらの丼はこんなにも重厚感のある木製の漆塗りの器でした。お重に勝るとも劣らない迫力!
お丼のお供は、お汁とお新香付きというスタンダードです。
そろそろ空腹感でぼーっとしてきたので、早速いただくことにします。
さて、中身は、、
パカッ!
どっしり重たい蓋を開けると、対照的に優雅で繊細な身質のうなぎが現れました!タレの色もライトで、焼きも軽めで、うなぎの白身感が感じられますね!
蒸しはしっかり目で、持ち上げるとホロホロ崩れる、お箸ですっと切れるやわらかな身に、わずかにしっとりめのご飯のバランスが良いです。
うなぎのサイズが大きめという(B)を選択しましたが、女子でもさらっと食べられる分量でした。
部員Aは、うなぎサイズが期待よりも控えめだったことが少し悔やまれると述べていましたが、部員B的には、これ見よがしにうなぎのサイズを誇示しようとか、大きく見せようという下心がいっさいない直球勝負の潔さにむしろ好感が持てました。
(重に入れたほうが、ご飯の露出がない分、相対的にうなぎが大きく見えると思うのですが、それだけ丼という器へのこだわりがあるのでしょうね)
タレの味についても、部員ABで印象が少し異なりました。片や甘めでサラサラと感じ、片や甘み少なく薄味でさっぱりと感じました。「さっぱり」しているという点では一致です。
甘さにプラスイメージを持っている人は、「おいしかった≒甘かった」と答える可能性があるので、実際の糖度はともかく、良いお味という意見で一致ということですね。
山椒は、ピリピリが長続きするタイプですが、香りはそこまで強くなくて、薄めの味付けのうなぎの風味を邪魔しませんでした。
肝吸は出汁が効いてて滋味深く(おかわりしたい!)、お新香も品よく高級感のあるお味で、さっぱりしたうなぎにぴったりでした。
ランチの終了は15:00、ラストオーダーは14:30ですが、老舗だけに時間にゆとりを持って入店されたほうが、ゆったりと雰囲気含めて味わうことができると思います。ごちそうさまでした!
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